新型コロナウイルスの影響で、ついに始まりました。
そう、在宅勤務です。
今まで在宅勤務の”ざ”の字も無かった職場環境から一転、あれよあれよという間に在宅勤務の環境が整いスタートしました。
突然の在宅勤務導入に戸惑いつつも、自宅のPCで在宅勤務を開始しました。
気分はまだまだ在宅ワーカーに程遠いですが、実際に体験してみて分かった在宅勤務のメリットやデメリット、そして在宅勤務を有効に活用するコツについて解説していきます。
在宅勤務のメリット・デメリット
メリット
とにかく在宅勤務は集中できる環境が整っています。
これほどまでに快適な環境は会社にはありません。
電話が鳴らない
電話が鳴らない環境がここまで快適とは思いませんでした。
会社にいる時は下手をすると5分に1回鳴っていた電話が、在宅勤務時は全く電話がなりません。
会社用の携帯電話を所持していないということもあり、まるで世界で自分一人しかいないかのような静けさでした。
従事している仕事の内容にもよると思いますが、私はメールを打つのも資料作成をするのも、完全に自分のペースで仕事をすることができました。
話かけられない
これは誰もが受けられる在宅勤務のメリットですよね。
デスクに座っていると、どうしても同僚や他部門の方から話かけられますよね。
「仕事の依頼」「確認」「雑談」「質問」など、挙げればキリがありません。
今しないといけないことや今確認が必要なこと、自分にしか答えられないことなど、緊急の案件は稀で、ほとんどは不要不急の案件だったりします。
机に座っていると、どうしてもこういう話に巻き込まれてしまいますが、在宅勤務だとそもそも周りに誰もいませんので話かけられる可能性がゼロです。
聞きたいことがあっても、会社に出社している社員に話がいきますので、そうそう電話がかかってくることもありません。
デメリット
メリットの裏返しになりますが、生産性が格段に落ちるリスクがあると感じました。
在宅勤務をする前に、ある程度予想はしていましたが、やはり誰の目にも触れていないことなどが影響し、場合によっては集中力が切れて会社にいる時よりも生産性が落ちると感じました。
気軽に相談ができない
調整することや判断することがあった場合、会社にいれば上司や同僚に気軽に相談できていたのが、在宅だとどうしてもやりにくくなってしまいます。
主観にはなりますが、相手の状況が見えないため、気軽に電話もしにくいですし、電話だけの会話だとなかなか込み入った相談もしにくいと感じました。
同一姿勢・運動不足による体調不調
シンプルに腰が痛いです(笑)
会社にいる時は、トイレに行ったり印刷するためにコピー機の前に移動したりと、何かと歩いていました。
一方で、在宅勤務だと、せいぜいトイレに行くぐらいしか移動がありません。
しかも、自宅のトイレは極めて近い距離にあるため、歩いていないも同然の状態です。
ずっと同じ体勢で座り続けることがここまでシンドイとは思いませんでした。
腰の痛さで仕事に集中できない瞬間が何回もありました。
家族の邪魔が入る
家族がいらっしゃる方は注意が必要です。
会社とは違った環境に慣れず、なかなか仕事モードに入れない可能性があります。
掃除機の音、料理の音、ラジオの音など普段会社で聞くことがない生活音が聞こえてくると、気になって集中力が切れてしまう場合があります。
お子様がいらっしゃる場合も、無邪気に声をかけられたりしてなかなか集中できない状態が続くかもしれません。
在宅勤務を有効活用するコツ
メリットとデメリットを踏まえて、在宅勤務を有効に活用し、生産性を上げる方法をご紹介します。
作業環境を整える
コツの1つ目は、作業環境を整えることです。
周りの音を聞こえないようにする
遮音性を高めることは非常に大事だと考えます。
会社で発生する音と家で発生する音は全然違います。
私だけなのかもしれませんが、普段と違う音を感じると集中力が切れてしまいます。
耳栓やイヤホンを活用すると、遮音ができると思います。私の場合はAirPods Proのノイズキャンセリング機能を使い、集中力を維持しました。
椅子・机を揃える
想像以上に腰痛に悩まされたため、しっかりとした椅子や机を準備する必要性を痛感しました。
私は普段ローテーブルを使用しますので、長時間の作業に適していない状態で仕事をすることになってしまいました。
現状では、在宅勤務をする日は毎日ではないため、新しいテーブルを買うことはしませんでしたが、今後、毎日在宅勤務を続ける環境になった場合はちゃんとした机とテーブルを購入しようと思っています。
視界に入るモノを排除する
ミニマリストになってからテレビは捨てましたが、テレビがあれば間違いなく見ていたと思います。
息抜きで少しだけ・・・といってスイッチをつけたが最後、スイッチを消すことはもうないでしょう(笑)
テレビ意外でも、仕事用具以外のモノをテーブルに広げていると、ついついそれに気を取られてしまいます。
しっかりと目の前の仕事に集中するためには、余計なモノを置かないことを意識する必要があります。
仕事内容を選ぶ
コツの2つ目は、仕事内容を選ぶことです。
作業的な仕事
在宅勤務をするときは、できるだけ一人で完結できる仕事に絞って取り組めば、比較的うまくいのではないかと思います。
例えば、営業の方であれば、見積書の作成や企画書の作成など、お客様と直接やりとりする仕事よりもどちらかといえば作業的な仕事を中心に1日のスケジュールを組み立てると効率的に仕事を進められるはずです。
じっくりと考えながら取り組む仕事
普段なかなかオフィスでできないような仕事を割り当てても良いかもしれません。
私が感じたデメリットでも挙げましたが、職場にいるとどうしても話かけられるといった横やりが入ってしまいます。
在宅勤務はそういう横やりが入りにくい環境であると思いますので、その環境をうまく活用して長期的なスパンの仕事に着手する、仕事の改善・改革に着手すれば効率よく仕事が進められるはずです。
上司や同僚と密に連携する
とはいえ、仕事は一人で完結できることばかりではありません。
時には周りに相談やお願いをしなければならない場面もあるでしょう。
物理的な話として、会社でしかできないような書類の発送作業などもあると思います。
また、トラブルが発生した時など、メールや電話で密に連携をする必要が出てくるかもしれません。
そんなときのために、在宅勤務を開始する前にしっかりと協力体制を築いておく必要があります。
「困ったときはお互い様」という雰囲気をいつも以上に作り上げておけば安心です。
集中とリラックスを繰り返す
コツの3つ目は、メリハリをつけることです。
作業前のラジオ体操をする
会社であれば、始業前にラジオ体操をしているところが多いと思います。
家でも同じことをすれば頭と体が仕事モードに切り替わるはずです。
要は、会社と同じリズムで仕事に取りかかるのです。
朝起きる時間なども含め、休日と同じような生活リズムで過ごしてしまうと、気持ちも休日モードに入ってしまい、意に反して頭と体はついてこなくなるでしょう。
30分ごとに背伸びなど簡単なストレッチをする
これもデメリットに挙げましたが、ずーっと同じ姿勢でいると体に不調をきたすようになります。
体調不調を防止するために、定期的にインターバルを取る必要があると考えます。
例えば、30分ごとに仕事を中断し背伸びをするなどです。
仕事を細かく区切ることで、腰痛などの不調を防止できますし、効率の観点からもメリハリある仕事ができると思います。
だらけた時や行き詰まった時は家の中を歩く
人目がないとだらけてしまう時もあるでしょう。
また、アイデアが思い浮かばず行き詰まる時もあるでしょう。
そんな時は、5分程度でも良いので部屋の中を歩いてみましょう。
軽い有酸素運動をすれば、気持ちがリフレッシュでき、集中力も戻ってくるはずです。
「集中」と「リラックス」を繰り返すことでより効率的に仕事が進められると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、在宅勤務をやってみて分かったメリット・デメリット、そして在宅勤務を有効活用するためのコツをご紹介しました。
記事をまとめます。
新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかわからない状況の中、在宅勤務をされる方も増えていると思います。
少しの工夫によって、在宅勤務でもスムーズで効率的に仕事が進められるようになると私は考えています。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
Minimalist esu
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